MediaCoderの使い方 (ニコニコ動画のFLV動画をPSP用H.264形式に変換)
※動画関連の知識不足のために間違ったことを書いていたらごめんなさい
Joyful-Movie:MediaCoder 高機能動画変換ソフト(On2VP6対応 PSP対応 iPod対応)にて紹介したMediaCoderのノウハウが個人的に溜まってきました。
そこで、良くある罠への対策も含めてMediaCoderの設定例などを紹介してみます。
タイトルに、「ニコニコ動画からDLしたFLVファイルをPSPで」とありますが、MediaCoderで読み込める動画全てで応用可能と思います。例えば、stage6からDLした動画も同様の手法で変換可能です。
尚、PSP側のファームウェアのバージョンによっては、本方法で視聴出来ないケースが有ります。フルサイズ動画はファームウェアver3.30以降でのみ再生可能です。また、一般的ではないフレームレートだと、ファームウェアのバージョンを上げたら再生出来なくなる事がありました(カスタム含む)
MediaCoderにはPSP推奨設定パターンを自動選択する機能があり、ファームウェアのバージョンに沿った画質別設定も選択可能です。
メニューバーの「拡張」 → 「ゲーム機」 → 「PSP」。 コチラも楽なのでオススメ。適当って大事です。
■はじめに
MediaCoderのインストールです。こちらからThe candidate (stable) releaseと書かれたバージョンを使う事が推奨されているはずです。
しかし、環境によっては起動出来なかったり、致命的なバグが混入している事があります。過去のバージョンをこちらから入手出来ますので、安定版と呼ばれるバージョンを入手しましょう。(071101現在、3880がオススメ)
逆に、新しいバージョンのセットに入っているコーデックを古いバージョンで利用する事で問題解決する場合もあります。
MediaCoder初回起動時にはwebブラウザが開くと思います。中央付近にある"Start Media Coder"ボタンを押す事でMediaCoder本体が起動します。"Do not show this page on next startup"にチェックを入れる事で、次回起動時からこの画面が出なくなります。
ニコニコ動画からの動画DLはSmileDownloaderなどを利用して下さい。
■MediaCoderの画面
MediaCoderを起動し、上記画像中の赤枠で囲まれた部分に変換したい動画を放り込むことで変換リストに該当動画が登録されます。
変換リスト中の動画を選択すると、プロパティ欄に該当動画の各種プロパティが表示されます(画像右上の青枠内)。
「プロパティ」と書かれている部分がボタンになっています。ここから更に詳細な動画情報が取得出来ます。
画像中の動画のように、ビットレート情報が表示されていなくても、詳細の動画情報中にはvideo部分のビットレート情報が記載されています。
左下部分には、変換後の動画の情報が記載されています。
ここにある数値は、「オーディオ」タブや「ビデオ」タブ内でパラメータを変更する事で調整可能です。
変換条件によっては、変換後のファイルサイズの予測も算出されます。
■基本設定
PSPのフルサイズで、出来るだけ画質の良い動画を作りたいと思います。●オーディオ設定
「オーディオ」タブを選択して設定します。
「エンコーダ」がNero Encoderになっており、PSPが再生出来るサンプリングレートが設定されていれば問題ないと思います。
個人的には、動画に付属している音声にはそれほど拘らないので適当です。
細かな設定をするのであれば、画像の右下部分にて設定変更可能です。
AACやHE-AACは、例によってコチラやコチラで調べましょう。
私はよく分かっていないので、元動画と同じくらいか低く設定という感じです(128kなら、128kや92kにする)。適当って大事です。
●ビデオ設定
「ビデオ」タブで設定を行います。
誰とも知らぬインターネット上の不特定が「H.264が良いよ」、と言うのでH.264形式を利用していますが、PSPで再生出来る形式を選べば問題ありません。
"出来るだけ"高画質を目指しているので「モード」は「Two-pass」か「Three-pass」を選択し、元動画より少し低めのビットレートを設定することにしています。この辺はイロイロ試して自分の納得出来る落としどころを探すのが良いと思います。
「モード」ボタンや「形式」ボタンを押すとかなり詳細な設定も行えます。意味が分からないので私はさわりません。
「画像」タブにて動画サイズを設定します。
以前はフレームレートにはチェックをつけないで変換していたのですが、PSPのファームウェアのバージョンアップにより再生出来なくなる動画があったため、最近は29.97に固定しています。
Stage6からDLした超弩級動画が60fpsだった場合は60fpsに合わせたりしてみます。プルダウンに選択肢はありませんが、手動で入力出来ます。
●サムネイル出力設定
メイン画面で設定出来ませんが、サムネイル出力機能があります。デフォルト設定だとthmファイルで出力されます(実態はjpegと同じ)。
PSPファームウェア3.70くらいからはthmファイルがPSP上で通常表示されますが、それ以前のバージョンであれば、拡張子thmをjpgに書き換えます。
設定方法は、メニューバーの「ファイル」 → 「設定」。firefoxの拡張機能を利用した(?)設定画面がでますので、「Video Filters」 → 「Thumbnail」 を選択。Enableの項目を選び、ValueがTrueになるように設定します。(まるで隠し設定ですね)
以上で基本設定は終了です。
上部のボタンがたくさん並んでいる中の「Start」ボタンで変換開始です。
特に問題なければ、出力フォルダに目的の動画とサムネイルのファイルが出来上がるはずです。
■動画反転パターン
極稀にですが、変換を行うと反転してしまう動画があります。「play」ボタンでプレビュー再生すると反転して再生すると思います。
この様な動画に出会ってしまった際には、「画像」タブの回転ボタンを押し、「Flips the image upside down」と「Mirrors the image upside down」を「true」にします。
回転ボタンの横にあるチェックボックスはチェックしない状態のままにします。
「play」ボタンでプレビュー再生して正常に再生出来れば、変換後の動画も正常になっているはずです。
■高速再生パターン(エコノミー症候群対策)
ニコニコ動画にて、某ありすえPの作成する動画をはじめとした一部の動画が、エコノミーモードになると高速再生されるパターンが確認されています。エコノミー症候群とか呼ばれていますね。
上記までに記述された方法を使って動画を変換していくと、エコノミー症候群よろしく高速再生された動画が出来上がることがあります。
どうやら原因は可変フレームレートでflvを作成する際にnullフレームを大量に挿入するソフトウェアの問題のようですが、よくわかりません。
参考:asmの研究・開発室 / 現状FLV2MKV置き場
※同一ファイルが問題なく変換出来たという報告がある為、環境依存の問題である可能性もあります。
このような症状になる動画を正常に変換するためには、まず該当動画のビデオ部分のfpsを調べます。
1000fpsと表示されていると思いきや、詳細を見ると31fpsとの表示。最早意味が分かりません。
VP6のバグという話もありますが、動画形式全般に通じているわけでもないのでよく分かりません。
「ビデオ」タブの「ソース」ボタンを押して詳細設定で「Override frame rata」を変更します。今回の場合であれば「31」にします。これで正常に動画の変換が出来ます。
